福砂屋ビスコチョ長崎
カステラ製造過程で切り落とす端の部分をカステラ専用窯で再度焼き上げラスク上にしています。
Bizcocho(ビスコチョ)は、カステラのルーツとも言えるスペインのお菓子の名前です。
16世紀の始め頃まで、ビスコチョは、2度焼いた乾パンのような食物を指していましており、船に乗せる保存食だったそうです。
食品ロス削減活動から生まれたビスコチョ
この福砂屋ビスコチョは、インターネットで検索しても福砂屋のオンラインショップはもちろんお店のHPにも載っていません。
探してみると、なんと農林水産省のHPに資料としてありました。
元々カステラの製造過程で切れ端が生じていました。昔は高齢者施設等への提供や社員への還元を行っていましたが、コンプライアンス等の観点から停止し廃棄せざるをえませんでした。
そこで何とかこの切れ端を活用できないかと考え、できた商品が福砂屋ビスコチョ長崎なのです。
会社名
長崎県長崎市船大工町3-1
長崎市
人口:393,597人(令和5年10月1日)
原材料
鶏卵、砂糖、小麦粉、水あめ
では、食べてみましょう!
この福砂屋ビスコチョ長崎は、形や色といった見た目が不揃いです。が、だからこそ、カステラの切れ端がそのままラスクのようになっていることがすぐ分かります。
おしゃれな見た目のラスクもたくさんありますが、不格好な切れ端のラスクです。
そこがいい!
ザラメもはっきりと見えます。
食べるとザクザクとした食感です。ザラメのガリガリをよりガリガリと感じます。
おそらくビスコチョにする過程で余分な味付けは何もせず、カステラの切れ端のまま加工しているため、口の中に入れると通常のカステラの香りが広がります。
大人気商品で、店頭のみの販売です。
空港でも販売していたそうですが、個数が制限されていたそうです。
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